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小室さん

予想外にスタートした地方暮らし。東京から家族で移住した小室さんが、日立市でみつけた暮らしの楽しみとチャレンジ。

生まれ育った東京から、家族で日立市にやってきた小室有梨(こむろ ゆり)さん。

はじめて住む土地での子育てを前に、移住当初は不安でいっぱいだったと話しますが、自らアクションを起こしたことでたくさんの出会いがあったそうです。今では「日立市の魅力を市内外のみんなに知ってもらいたい」と語る小室さんに日立市での暮らしを伺いました。

【プロフィール】

小室有梨(こむろ ゆり)さん

東京都出身

移住以前は、長くアパレル業に従事し広報やPRを経験する。
2017年に夫の転職に伴って、東京都から日立市へ移住。日立市は夫の出身地でもある。
移住して半年後の2018年には日立市の子育て情報紙「すくすくプチ」の編集メンバーに。
2019年からはケーブルテレビJWAYのアナウンサーを務め、日立市で活躍中。4歳と0歳の子供を持つ母。

東京生まれの東京育ち。不安だらけの地方移住は、自分で起こしたアクションでつながりと安心をつかむ

―東京からご家族で移住されたそうですね。日立市へはどのような経緯でやってきたのでしょう。迷いはありましたか?

最初に移住の話題を切り出したのは夫でした。日立市にある企業へ転職したいと相談をされたのです。

その時私は産休中で、東京で復職するつもりでいたので、本当に驚いてしまって……。今では笑って話すことができますが、当時は胃に穴が空いてしまうのではないかという位悩みましたね。私は生まれも育ちも東京で、東京以外で生活するというイメージがまったく湧かなかったのです。その後は、何度も夫婦で話し合い移住に至ります。

ーまったく予期していなかった移住だったのですね。日立市のことはご存知でしたか?

日立市は夫の出身地でもあるので、知らない街ではないのですが、移住前に訪れたのは、結婚の挨拶と旅行くらい。正直なところ海があって大手電機メーカーの工場がたくさんある街なんだな、くらいの認識でした。ただ、はじめて日立駅で電車を降りた日、駅舎から見える景色に「なんて海がきれいな所なんだろう」と感動したことは今でも記憶に残っています。

ーはじめて住む土地での子育ては、心細く思うこともあったかと思います。日立市にはどのように親しんでいきましたか。また、人とのつながりや情報はどのようにみつけたのでしょう?

最初こそ情報が得られず不安でしたが、夫のチャレンジも応援したかったですし、移住したからには「まずは自分が楽しもう。ママがニコニコしていたら子供だってうれしい」というのが私の信条でもあったので、自分が楽しいと思える場所に進んで足を運ぶようにしていました。

時には市外にも足を延ばしましたね。市外で日立市に詳しい方に会うことも多く、子育てのアドバイスをもらえることもあったんです。

子供とは、市が運営する「子どもすくすくセンター」にもよく通いました。最初はそこで出会った方やスタッフさんに子育てや市の情報を教えてもらい、そこから交流や行動範囲が広がってゆきました。

また、市報「広報ひたち」は私にとっては大きな情報源です。私は、前職で広報やPRの仕事をしていた事があるので、紙媒体が大好きなんです。今でも「市報を愛してる」と言っても過言でないくらい読み込んでいる自信があります。

こうして自分で情報を集めてみると、日立市には子育ての支援施設やイベント、レジャースポットがたくさんあると分かって安心したのを覚えています。大人でも楽しめるスポットやイベントも多いように感じましたね。

ー今では小室さん自身が日立市の情報を発信されていますね。市の子育て情報紙「すくすくプチ」の編集やケーブルテレビのアナウンサーとして活躍されていますが、チャレンジのきっかけを教えてください。

子育て情報紙「すくすくプチ」の編集に加わったのは、移住から半年たった頃です。生まれたばかりの子供と一緒にやってきた私は、たくさんの人に助けて頂きました。だから自分も子育て支援に関わりたいと思ったのと、市の情報誌の編集メンバーになったら「もっと仲間ができるかも!」とピンと来たんです。実際にお友達の輪も日立の知識も増えて、今でも楽しく活動しています。

ケーブルテレビでアナウンサーの仕事をはじめたきっかけのひとつも、編集の活動で得た縁や、移住後に知り合った方のアドバイスがきっかけでした。

住んでみて気が付いた、東京にはない魅力。海辺で過ごす休日の楽しさや、飽きることがない充実した施設が身近にある暮らし

ー現在移住から4年が経ちましたが、気持ちの変化や、新しくはじめた事はありますか?

実は日立市に来た当初は、もう東京でのような生活は出来ないのかと少し悲しく思っていたんです。でも、実際に住んでみたら日立市は海も山もあって景色がきれいだし、海の側で子供と遊べる場所が整備されている。もちろん美味しいお店だってある。東京には無い魅力があるんだなと気づきました。 

お気に入りの日立での過ごし方やお店をSNSに投稿すると、それを見た県外の知り合いに「いいところだね」「日立に行ってみたい」と言われる事もありうれしくなります。それがきっかけで、最近では、子育ての情報も含めて市内外の人にシェアしようと「ひたちママラボ※1」というSNSアカウントを立ち上げました。今後はもっと情報発信に力を入れてゆきたいと思っています。

(※1 ひたちママラボ:https://www.instagram.com/hitachimamalabo/?hl=ja)

ー日立市でのお気に入りの過ごし方を教えてください。

日頃、子どもすくすくセンターの他にも、市の図書館やおもちゃライブラリーへ行ったり、子育てママのサークルに参加しています。どの場所も、やさしいスタッフの方やおじいちゃんおばあちゃんが子供と一緒に遊んでくれて、親子揃ってお気に入りです。

休日になると、家族で市内の動物園や科学館に遊びに行きます。最近では、駅近くにある「Hiタッチらんど・ハレニコ!※2」にもよく行っています。広い室内型施設内にたくさんの遊具があって、子供は思い切り遊べて本当に楽しそう。有名知育玩具も置いてあるんですよ。 

(※2 Hiタッチらんど・ハレニコ!:日立市運営の0歳から12歳までの児童を対象とした室内型施設。北関東最大級の施設内では、親子が天気を気にせず遊ぶことができる他、子育ての相談が可能なスペースも。)

時にさみしくなることもあっても良い。日立で見つけた自分を癒す「とっておき」

ーひとりの女性としても母親としても、アクティブに活動されている小室さんですが、気持ちを切り替える自分だけのリフレッシュ方法はありますか?

今も昔も、時に不安になることや、辛い、さみしいと感じる瞬間はあります。

私は、きれいな場所と美味しい食べ物が大好きなので、そんな時は、そういった場所に行くと本当に癒されるんです。

移住当初は、自分が「さみしく」なりそうな時、新しいカフェを開拓したり、海や空が見える場所を探して回りました。日立市は海も有名ですが、星空が本当に素敵なんです。なんて綺麗なんだろうと感動して、移住した当初は日立駅に行っては、ずっと海と空を眺めていましたね。

今でも、気持ちを切り替えたい時は、ひとりコーヒーを片手に星を眺めに向かいます。

ー最後に移住を考えている子育て世代にメッセージをお願いします。

はじめての場所ってドキドキしますよね。子供と一緒に暮らすとなるとなおさらです。でも、日立の人はみんな面倒見が良くて、私たちを気にかけてくれています。昔の不安でいっぱいだった自分にも、これから移住を考えている人にも、大丈夫だよ、安心して子育てできるよ、と声をかけてたいです。

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