高野さん

東京から家族で日立市にやってきた高野（たかの）さん。

引退後は海の見える町でスローライフを送りたいと考えていたそうですが、コロナ禍で “生き方を変えよう” と当初の予定を早め家族で移住した高野さんご一家に日立市での暮らしを伺いました。

プロフィール

高野 幸夫 さん

東京でイタリアンのお店を経営。コロナ禍で働き方が変わったことで将来の人生設計や仕事観にも変化が生まれ、「今すぐに移住しよう！」と決断

― 移住したきっかけや経緯を教えてください。

東京でイタリアンのお店を経営していて、引退後は海の見える町で自由気ままにサーフィンをしながら楽しいライフスタイルを送りたいと考えていましたが、コロナ禍で働き方が変わったことで将来の人生設計や仕事観にも変化が生まれ、生き方を変えようと思い「引退後ではなく東京の自宅を売り今すぐに移住しよう！」と移住を決断しました。

ー 移住の決定打はなんでしたか？

海が近いというのは大前提なのですが、生活が不便ではなくインフラやライフラインが整った場所で子供の学校が至近距離にあるというエリアを探していました。

日立市はサーフィン等の趣味を充実させることができますし、インフラも整っており生活も便利で子供の教育などにも支障がないところが決定打となりました。

ー 日立の海はいかがですか？

以前は東京の立川に住んでいたので、車で2時間半位かけて海へ行っていました。

今の家からは自転車で15分、車で10分弱で海へ行けるので、朝行ってお昼までに帰ってきたり、午後からまた行って夕方前に帰ってきたり…と、自由に趣味を堪能しています。

日立市はサーフポイントが点在していますし、他の地域の海とは比べ物にならないくらい海岸が綺麗ですね。

海岸で綺麗な石や貝殻を拾うようになって「自宅の庭を全部 日立の海岸で採れるもので作れたら素晴らしいな」と思い、庭の造作をやり始めて2年半になります。

ー 移住を決めてから移住するまでの期間はどのくらいでしたか？

物件自体は、いつか移住するからと和歌山や三重、関東東海の太平洋沿いを5年ほど前から少しずつ探していました。日立への移住を決めてからは3か月弱です。

当初は他県が有力候補でしたが下水道が通ってない所も多く、やはり上下水道は重要なので日立市も候補に挙げ調べたところ、下水道の人口普及率が高く都市ガスまで通っていたので、日立市内で物件を探し始めました。

ー 移住への不安はありましたか？

不安の方は正直言って全くなかったです。

住んでみて感じたこと。ご近所づきあいや山側住宅ならではの景観と静謐

ー 実際に移住してみていかがでしたか？

スーパーやドラッグストアが徒歩圏に何店舗もありますので買い物がとても便利です。
普段は徒歩で、まとめ買いの時は車を利用しています。

電車の駅は少し遠いですけど、民間のバス停や東京直通の高速バスが10分以内のところにありますので、あまり不便を感じません。

ー 移住してよかった点を教えてください。

ご近所の方にも移住してから1週間しないうちに仲良くしていただきまして、ちょっと回覧板を届けただけという時でも
「お茶飲んで行きなさいよ」という感じで気兼ねなく誘っていただいたり皆さん昔から付き合っているようなそういう間柄でお付き合いさせていただけているのは凄い感謝してます。

庭を見に自宅へ遊びに来てくれたり、お呼ばれして一緒にコーヒーやお酒を飲んだり、おすそ分けで野菜を頂いて何かお返しするとまた違うものが返ってきたり…と、仲良くお付き合いしています。

自宅にある植物もご近所の方にいただいた物を僕が増やしたんです。

サーフィンをしながら「ここに行くとこういうのがあるよ」と教えてもらったりもします。
あとは、海を眺めながらのんびり過ごせるところですね。

ー 山側住宅団地に住宅を取得したきっかけや経緯を教えてください。

インフラやライフラインが整っているという条件を全て満たしており、尚且つ助成金を活用できるエリアは極めて少なかったのですぐに日立市の物件を探し始めました。

山側ということで土砂災害が心配でしたが、地盤を調べましたら関東ローム層の強固な地盤で、地質調査でも70点以上でしたので不安は解消されました。
また、ハザードマップでも際立って危険な場所ではなく、地盤も強い、津波も大丈夫という事で一度日立市へ足を運びその日に即決・契約しました。

ー 山側住宅団地の良さはどういうところだと考えますか？

国道から300メートルほど離れていて騒音もなく、ほぼ全ての区画が前面6Ｍ道路に接していて敷地も広いので、とても風通しが良いです。

ー ご自宅でお気に入りの場所を教えてください。

一番気に入っている場所は庭に設置したバルコニーで、ここから海を見ながらお酒を飲むのが一番の楽しみです。

あとは家族が集うリビングのスペースが非常に気に入っています。ウサギを飼っているので、リビングでウサギと遊びながら家族全員がゆっくりしています。

ご家族に伺った、日立での暮らし。

ー 移住してみていかがでしたか？

新しい学校生活にうまくなじめるかちょっと不安はありましたが、東京と日立市どちらにも友達ができて引っ越してきて良かったです。

東京の友達が日立市まで遊びに来てくれますが、電車もバスもあるので助かっています。

ー 日立市に来て楽しんでいること、始めたことはありますか？

写真を撮るのが楽しみですね。

日立市の海で拾ってきた石や貝殻で使ってお父さんが作った庭のオブジェなどをウサギちゃんと一緒に撮っています。

日立市に来て家庭菜園を始めました。
今まで作った野菜は、ジャガイモ・ラディッシュ・大葉・ミニトマトです。

夕飯の時にすぐにお庭に行って収穫できて、食事に彩りが添えられるのですごく便利です。

日立市の様々な支援制度

ー 日立市では様々な支援制度を準備していますが、実際に利用された制度はありますか？

日立市の山側住宅支援制度というのを利用させていただきました。

日立市の市役所のホームページに何点か支援制度がありまして、我が家に適した制度がありましたのでそちらを利用しました。

ー 日立市の支援制度は何で知りましたか？　支援制度の申請は大変でしたか？

インターネットで日立市やその他の地域の事を調べていた時にたまたま見かけて、気になったので詳細を調べました。

申請自体は非常に簡単で、東京にいる時に日立市役所へ電話で問い合わせて支援制度が適用できるかを確認し、必要所類をダウンロードして申し込みました。

市役所へは2回ほど行くと滞りなく申請できるシステムでしたので、非常にありがたかったです。

「日立市での暮らし」のこれから。

ー 日立市でチャレンジしてみたいことはありますか？

海が近いので釣りをしてみたいです。

あとは自由に過ごせる時間が増えたので地域に貢献したボランティアなど、人員を必要としているのであればそういったものに率先して取り組んでいきたいと思います。

ー 最後に、日立市へ移住を考えている方にメッセージをお願いします。

このエリアは地盤が強固で海抜も高いので津波の心配も無く、インフラも整っており公共施設など生活に必要な要素が揃っているのでとても暮らしやすいです。

日立市は気候風土が優れているというのが一番オススメできるポイントだと思います。
気候も温暖で夏は関東県内でトップクラスに涼しく快適です。
海に近い立地の恩恵で、冬の朝の冷え込みも都内にいたときより厳しくないです。

山側住宅団地は、適度に国道から離れていて少し緩やかに傾斜がありますので、ほとんどの物件が眺望が良いです。

小学校までが700m位で中学校もほぼ同じ位の距離にありますし、電車やバスを使えば高校や大学も選択の余地がたくさんあります。

そういった点を考慮すると非常にバランスが取れた場所だと思います。